”お買い物に行った一日”

今日はせなちゃんとお兄ちゃんは私鉄で7駅(急行で4駅)のところにある新しく出来たショッピングセンターに買い物に来ていた。
せなちゃんはお兄ちゃんにお洋服を買ってもらったり、二人でゲームコーナーで遊んだり、楽しい一日を過ごした。

そしてお昼にはそのショッピングセンターの売りの一つである有名なイタリアンのお店のパスタとピザを食べたのだ(ピザはお兄ちゃんと分けて食べた)。
日頃少食なせなちゃんだが、よほどその店がおいしかったのか、お兄ちゃんが「そんなに食べて大丈夫か?」というほど今日はよく食べた。
そして、3時過ぎにはせなちゃんが学校で話題になっててどうしても食べてみたいと言ったアイスをお兄ちゃんと二人で食べた。

帰りは帰宅ラッシュがまだ終わってない時間で、電車はすごく混んでいた。
せなちゃんたちの最寄駅は急行が止まる駅だったので、迷わず二人は急行に乗った。急行は15分に一本だったので、乗り遅れそうになった二人は急いでホームにかけあがり、ぎりぎりでぎゅうづめの列車に乗ったのだった。
「ちっまだ帰宅ラッシュだったか・・・」とお兄ちゃんはつぶやいた。
日頃お兄ちゃんは車で移動してるため帰宅ラッシュということが頭になかったのだ。今日はショッピングセンターが出来たてだから駐車場が混んでるだろうというのと、たまには二人で電車でおでかけというのもいいかなと思って電車にしたのだった。
お兄ちゃんは一応ドア側に立ったせなちゃんを他から守るように立った。ラッシュといっても過密時よりは空いていたが、思うように身動きが取れないほどには混んでいた。せなちゃんは自分のお洋服が入った紙袋を二つ持って、おにいちゃんは他の買い物や自分の物が入った袋を四つ持っていた。せなちゃんはドアとお兄ちゃんと横のサラリーマンらしい普通のおじさん二人に挟まれて立っていた。
お兄ちゃんは首を下に向けて「せな、大丈夫か?」ときくと、まだ呼吸が荒いせなちゃんはお兄ちゃんを見上げながら「うん」とうなづいた。
電車が走り出し、後ろに流れる暮れていく街の景色をしばらく二人は無言で見ていた。
電車は人の熱気でか、久々の春の陽気だった外よりも2度くらい暑くなっていたが、ドアは冷えていた。
ドアにもたれていたせなちゃんはやっと呼吸がもとどおりに戻ったところで背中が冷たいなと思ってちょっと身体をずらした。次の駅に止まって、せなちゃんは出て行く人に流されそうになったが、お兄ちゃんがしっかりせなちゃんを捕らえていた。またドアがしまり、電車が走り出す。せなちゃんのお腹が少し鳴った。せなちゃんは少し不安になってきた。”さっき背中が冷えちゃったからかなあ・・・それとも走ったからなのかな・・・お昼たくさん食べちゃったし・・・アイスも食べたっけ・・・このままお腹痛くなったらどうしよう・・・”
せなちゃんはお兄ちゃんをチラッと見た。お兄ちゃんは「ん?」という顔をしたが、せなちゃんはなにも言えなかった。
またしばらく黙った時が流れた。せなちゃんのお腹はどんどんごろごろ言い出していた。どこかで携帯電話が鳴る。お兄ちゃんは「ったくどこのバカだよ。マナーにしとけっつーの。」とつぶやいていた。”どうしよう・・・どうしよう・・・大丈夫かな・・・”とせなちゃんはあせる。
また次の駅についた。ここでは少したくさん人が入ってきた。せなちゃんとおにいちゃんはドアより少し内側に押された。せなちゃんはお兄ちゃんとおじさん二人のほかちょっと若いサラリーマンに挟まれた。
電車が動き出す。今までは一駅ごとに止まっていたが、ここから次の駅までは
二駅飛ばしたところまで止まらなかった。人と人の間に見える外を見ながらせなちゃんはぎゅっと紙袋の持ち紐を握り締めた。ついにお腹が痛くなってきたのだ。
”痛い・・・痛いよ・・・”せなちゃんは痛みの波が襲ってくるたびに紐を握り締める。トイレに行きたいわけではないものの痛みだけが襲っていた。
”お兄ちゃんはすごく心配するからまだお腹痛いって言えない・・・”とせなちゃんは考えていた。”もうちょっといたくなったら、お兄ちゃんに言おう。っていうかまだ次の駅までつかないのかなあ・・・”せなちゃんは次に止まる駅は二駅むこうであることがわかっていなかった。
しだいに痛みが強まってくる。
ついにぐるるる、ごぽっと腸の動く音がしてきた。しだいに痛みがトイレに行きたいような痛みにかわってくる。
せなちゃんは次の駅でおろしてもらおうとお兄ちゃんの方を向いた。
せなちゃんの困惑の表情にお兄ちゃんが気づいた。
「どうした?どっか痛いのか?」
「あのね・・・お腹痛いの。」
「だいじょーぶか?!」
せなちゃんはかるくうなづく。周りの目が気になってトイレに行きたいとはうまく言えなかった。おにいちゃんは背中をさすってくれようとするが、買い物袋が邪魔で思うようには動かない。せなちゃんはお兄ちゃんに耳打ちできるよう少し背伸びし、それを見ておにいちゃんが身体をかがめた。
「あのね、さすらないで。せなか、あっためてほしいの。」
せなちゃんは小さい声で言った。
「わかったよ。」おにいちゃんは荷物を持っているので手の甲でなんとかせなちゃんの腰より上のあたりをあたためてやった。
ごにょにょにょ・・・ぐるっぐぅっ
音と共に痛みとトイレに行きたい刺激が強くなってくる。せなちゃんは少し脂汗をかいていた。
ぎゅーーっと痛くなるたびおにいちゃんのみぞおちに顔をうずめながら紙袋のヒモをにぎりしめ、つぶやく。
「いた・・・いたいよ・・・いたた・・・ハァ・・・ハァ・・・くぅ・・・
やだよう・・・・・・」
電車のスピードが落ちた。せなちゃんは やった! という気持ちでドアのほうをふりかえる。  ぷあん。 という小さな警笛が鳴り、せなちゃんの目に飛び込んできたのは駅のホームだった。が、せなちゃんの期待とは裏腹に列車がそれ以上スピードを落とす気配がまるでない。ついに、ホームにいる人たちが後ろに流れ、ホームの先端が後ろに流れて行った・・・
”そっか、急行だもんね。止まらない駅もあるんだもんね。。。でも、次は止まるかな、二つもとばしたらお客さんおこるよね?”
せなちゃんはイマイチ急行がよくわかっていなかった。
次の駅に望みを託すせなちゃん。
「んんっ・・・」ぎゅーーーーっ
「ん・・・くっ・・・」ぐるっごぽぽぽっ
「ふ・・・ん・・・いたたたっふう・・・ふう・・・はあっ・・・いたいよう・・・で・・・ちゃうよう・・・や・・・やだやだっ・・・でそうだよぉ
・・・」ぎゅーーーーーーっ
「ふ・・・くっ・・・」
せなちゃんはだいぶ脂汗がでていた。おにいちゃんが様子をみてせなちゃんに耳打ちする。
「だいじょうぶか?」せなちゃんはおにいちゃんに聞き取れなそうなほどの小声で耳打ちした。
「トイレに・・・行きたいよう・・・」
やっぱり。とおにいちゃんは思った。「も少しがまんできるか?」
せなちゃんは次の駅までと思っていたのでこくりとうなづいた。
”なんとかもつ・・・かな?もたせなきゃっ”せなちゃんはまた痛みをこらえながらひたすらおにいちゃんのみぞおちに顔をうずめて頑張った。痛みの波が少し落ち着いたところでせなちゃんはまたドアの方を振り返った。外は完全に夜になっている。ぼーっと流れる明かりを見ていると急に目の前が明るくなった。”?!”
人がたくさんいる。ホームだ。せなちゃんは絶望的な気持ちになった。
”なんで?お客さんいっぱいいるよ?どうしよう・・・運転手さんおこって
電車とめてくれないのかも・・・だれでもいいからあやまってようー・・・”
止まるどころかホームをすぎた列車はさらに加速する。こうなったらすごい
急いでとにかくどこでもいいから駅に止まって欲しいとせなちゃんは思った。
”急いで・・・急いでよーっ”ぎゅうう〜っ
「うっ・・・いった・・・ふんん・・・」ごろっごにょにょぐるるるる・・・
「はあっ・・・はあ・・・んーーー・・・んーーーー・・・・・・」”!”
もう出る寸前でさっきからこらえている。”今度こそもうダメ・・・”と何度思っただろう。もう目の前がボーっとしてくる。腹筋とお尻の筋肉が震えそうになってきた。
”こらえて・・・”ごぶっぐるるるる・・・ひときわ大きくお腹がうごいた。今度こそ もう・・・

ガクンッッ!!!!!!

いきなりの大揺れとともに電車がスピードダウンした。みんながいっせいによろける。せなちゃんの隣のおじさんも一歩足を踏み出し、ドンッとせなちゃんにぶつかった。
「あっっ・・・・・・」小声で叫びをもらしたせなちゃん。
どろどろっとお尻から何かが出る感触がする。あわててきゅううっとおしりを閉じるがもう遅かった。全身が冷めるような恐怖に似たものがつきぬける。
やってしまった・・・・・・せなちゃんは少しおもらしをしてしまったのだ。
お尻にしめった感触が伝わってくる。
「どうしよう・・・どうしよう・・・どうしよう・・・」スカートもしみになってるかもしれない。うしろの人に気づかれて、笑われるかもしれない。横のこわいかおのおじさんにおこられるかもしれない。おにいちゃんもわらわれたりおこられたらどうしよう。ごめんなさいおにいちゃん。せなをきらいにならないで!
「ご乗車の皆様にはたいへんご迷惑をおかけしております。ただ今○○駅付近の踏切事故により、電車、たいへん混み合っております。しかし、事故処理はすでに終了しておりますので、前方の列車より順次運転再開しております。もうしばらくの停車となりますが、どうかご了承下さい。たいへんご迷惑をかけ申し訳ありません。」
”なんだよー” ”事故かー” ”最近多いですね。” はああーーーっ。
口々にみんながつぶやき、ため息などで車内がいっせいにざわついた。
が、せなちゃんはそれどころではなかった。あいかわらずおなかがいたく、トイレに行きたい状況は続いている。しかし、我慢するよりもっと、おもらしをした衝撃が強かった。なんとなくにおってるような気がする。ちらりと後ろを振り返ると、後ろの若いサラリーマンは怪訝そうな顔でこちらを見ていた。
”気づかれてる?!どうしよう・・・”せなちゃんは痛みとあせりで半べそをかいていた。おにいちゃんが驚いてせなちゃんの耳元に口をよせる。
「どうした?もう我慢できないか?もう少しだぞ?」
小さくすすり泣くせなちゃんはおにいちゃんの耳元に口をよせた。
「おにいちゃんごめんなさい・・・せなね、少し、おもらししちゃったみたい・・・」
これにはおにいちゃんもちょっと驚いた。「そんな痛かったのか?」
急いでせなちゃんのおしりに目を落とすが、幸いスカートにはまだしみになっていなかった。
「大丈夫。スカートにはしみてないしな、黙ってればわからないから。バレそうになったらおにいちゃん荷物で隠してやるからな。それよりまだ我慢、できるのか?」
「今、電車・・・おりれないの・・・?」
「今は事故で止まってるからな・・・でも、もうすぐ動くみたいだし、次の駅までもうちょっとのとこだから。」
「次の駅・・・とまる?」
「とまるよ。」
「ぜったい?」
「??・・・絶対とまるよ。」
「よかった。」
おにいちゃんはせなちゃんの質問のイミがちょっとわからなかった。
安心すると、またお腹の痛みが強くなってきた。
ぎゅーーーーーーっ「う・・・ん・・・いた・・・」
さっきおもらししてしまったせいか、おしりをきゅっとしめる力がうまくはいらない。”もうこれ以上おもらしできないよ・・・おねがいもう少しこらえてよー・・・”自分の身体の一部なのに自分の思い通りにならなくて、せなちゃんは自分のおしりに、お腹に、哀願する思いだった。
ぐるぐるぐるごぽっごぶっぐるるる・・・
お腹で逆流するような音がする。その逆流の衝撃にせなちゃんはびくっと小さく肩をふるわせながら、また痛みをこらえていた。
”やっぱり少しにおってるような・・・”
ふとした拍子にやっぱりにおってる気がする。また後ろを振り向いた。少ししかめたような疑わしそうなサラリ−マンの目とちょうど合ってしまった。ドキッとしてせなちゃんは急いでおにいちゃんのおなかにまた顔をうずめた。今度は横目でちらっととなりのこわそうなおじさんを見た。このおじさんも、さっきからちらちら自分を見てる気がする・・・おにいちゃんがまた話しかけてきた。
「せな、あまりきょろきょろしてるとせなだと思われちゃうよ。少しにおってもだれもわかんないから、知らん顔しなさい。もうすぐつくんだから。」
せなちゃんはまたこくりとうなづき、いいつけどおりにした。”あとちょっと・・・あとちょっと・・・”と言い聞かせながら痛みと便意をこらえた。
ぐるっぐにょにょ〜〜・・・「ん・・ん・・・も・・・う・・・少し・・・」
ぐぼっっ!
「ふ・・・うっ・・・」大きな音と共に衝撃がきた。またほんの少しとろっと出てしまった。半泣き顔でおにいちゃんを見上げる。
「だいじょうぶ。もうちょっとだよ。」
おにいちゃんが言い終わるや否や、電車がガクッと揺れて、少しずつ動き出した。
「ほら、せな!もう駅につくぞー!」
せなちゃんはもう目をぎゅっとつぶってうつむき、ヒモを握り締めたままひたすらもう少しの駅を待った。
「え、たいへんお待たせいたしました。ただ今、当列車運転再開いたしました。みなさんに多大なご迷惑おかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。次、すぐ着きます駅は○○駅、お急ぎの方はこの先3番ホーム特急△△行き×時××分・・・」
またドアの外が明るくなってきた。次の駅に着いたのだ。車内アナウンスが終わったころ、静かにすべるようにホームに電車が入り、停車した。
パシューーーーッ
ドアがあいて外の駅内アナウンスがきこえる。せなちゃんはおにいちゃんとサラリーマンにはさまれ流されるようにホームに出た。やっと駅についたのだ!せなちゃんは安心と喜びに包まれた。が、そこから駅のトイレまで行かなくてはいけない。せなちゃんは急ごうとしたが、おしりが勝手に安心してしまい、力が入らず、もれそうになってしまった。
「い・・・や・・・だめぇっ」ぐにょにょにょーーーー・・・おなかがなり、またゆるっと出てきてしまった。「お・・・ね・・・がい・・・」
おにいちゃんにおされるようにせなちゃんは最後の力を振り絞ってトイレに急いだ。改札口より構内がわにトイレがあった。おにいちゃんが急に走り出した。”?!”せなちゃんはびっくりしたが、おにいちゃんは男性用トイレをのぞいてせなちゃんにおいでおいでをした。おにいちゃんは自分が女性用トイレに入るわけにいかないので、せなちゃんの後始末をしてあげるために男性用に入らせようと思ったのだ。せなちゃんは急いで男性用トイレにかけこみ、おにいちゃんに紙袋を渡しながら個室に駆け込んだ。おにいちゃんがドアをしめ、かぎをかける間にせなちゃんは急いでパンツをおろしたが、おろしながらもう出はじめてしまった。そしてしゃがむと同時に盛大な ぶぶぅっ という音がして、間髪入れずに ぶじゅじゅじゅーーーーっという音がした。
「ん・・・」
ぶりぶりぶりっ・・・じゅーーーっ
「はぁ・・・はぁ・・・ふっん・・・」
びちびちっびじゅじゅぶりゅりゅりゅーーーっ
「はぁ・・・んっ」
せなちゃんはびくっとなりながらたくさんだした。
おにいちゃんは片手に持った荷物をドアの荷物かけにかけて、せなちゃんのせなかをさすってやった。
「せな、おちつくまでいっぱいだしていいからな。全部だしちゃうんだぞ。」
「ん。。。」
びちびちびりりりっじゅじゅじゅじゅーーーっ
空気と混ざって泡状のものが出てくる。おにいちゃんはせなちゃんの茶色く汚れた小さなぷりっとしたお尻をぬぐってやっていた。
せなちゃんはまだぎゅっと目をつぶって痛みに耐えている。つぶった目じりからは涙がにじんでいた。
「ふぅ・・・ふぅ・・・んんっ・・・」
ごろろろ・・・ぶうっびちびちっじゅじゅーーーー
「いたいよう・・・」
せなちゃんがおにいちゃんを見上げる。
「うん、がんばれ、せな。おにいちゃんついてるからな。」
こくんとうなづきまたぎゅっと目をつぶった。

しばらくして、だいぶおさまってきたようで、せなちゃんがトイレットペーパーに手を伸ばした。せなちゃんが3、4回ふくとおにいちゃんが携帯の消毒剤を取り出した。
「ばい菌が入ったら困るから、とりあえずこれでせなの汚くなったところふくからな。」
おにいちゃんはトイレットペーパーをぐるぐると少しとって、消毒剤を染み込ませてせなちゃんのお尻を何度も丁寧にふいた。
汚れたパンツをおにいちゃんが使ってないビニール袋に入れた。
「それ、どうするの?」
「うーん、どうするって袋縛ってごみ箱に捨てるしかないなあ。」
「それ、くまさんのパンツなの。」
「うん。」
「・・・すてちゃうの?」
せなちゃんは困ったような顔でおにいちゃんを見上げた。
おにいちゃんも理解できず困った顔になる。
「?じゃ、洗って履く?ちょっとどうだろう?」
「うーん・・・」
せなちゃんは悩んでいる。
「くまさんのパンツは今日も買ったじゃないか。」
「でもね、それもくまさんのなの。」
「うーんそうだなあ。でも・・・これだぞ。」
おにいちゃんはせなちゃんの目の高さに汚れたパンツの入った袋を持ち上げた。
「そっか・・・・・・。」
せなちゃんは腑に落ちないながらも納得した様子だった。
「じゃあ、とりあえず今日買ったパンツはいて帰ろうな。」
せなちゃんはこくんとうなづいた。
おにいちゃんが買い物袋からせなちゃんのくまさんのパンツを取り出した。
「くまさんのパンツはだめ!」
「え?」
急にせなちゃんがとめたのでおにいちゃんはびっくりした。
「だってくまさんのパンツが好きなんだろ。」
「だからね、だめなの。」
汚れたパンツは捨てたくないのに新しいパンツは履きたくない??
おにいちゃんはちょっと困惑した。
「???じゃあ、どれがいいの?」
ちょっと投げやりになるおにいちゃん。
「んーとね・・・んーと、チェックのならいい。」
「わかった。チェックね。」
おにいちゃんはチェックのを取りだし、もそもそとせなちゃんがそれを履いた。
「なあ、なんでくまさんのパンツはだめなんだ?」
おにいちゃんは気になっていた。
せなちゃんは身支度しながら答える。
「・・・んとね、だってせっかくの新しいくまさんだから、せながきれいきれいにしてるときにはじめましてって履きたいんだもん。」
おにいちゃんは思わず苦笑した。
「そーかあ。・・・じゃあチェックがかわいそうだぞ。」
「チェックはね、なにも考えないからいいの。」
チェックが考えないなら布の熊だって考えやしねえだろとおにいちゃんは思ったが、そういう理屈ではないのだろうとその話はそこまでにした。
女心ってやつなんだろう。

やがて身支度が出来たせなちゃんに紙袋を持たせて、おにいちゃんはそっと個室をあけた。トイレ内に誰もいないことを確認して、すばやくせなちゃんをトイレの外にでさせた。
そして、その駅に次にきた急行に乗った。
最寄り駅から自宅までの帰り道にせなちゃんが急にこんなことを言い出した。
「ねえおにいちゃん、せなたちが降りた駅で運転手さん止まってくれてよかったね!」
「??ん?」
「せなね、止まって〜って思ってね、おにいちゃんに頼みに行ってもらおうかと思ったんだよ。事故だったから止まったのかなあ?」
ぶっとおにいちゃんは吹き出した。きょとんとするせなちゃん。
おにいちゃんはよっぽど違うことを教えてやろうかと思ったが、それではちょっとせなちゃんの将来が心配なので、真面目に真実を伝えることにした。
「せなはなんで止まらないと思ったの?」
「え?だってね、急行は止まらない駅があるのよ。」
「うん。だからね、なんで降りた駅では止まらないと思ったの?」
「だって運転手さんが止めてくれないかもしれないもん。その前の駅でだってね、いっぱい人がいるのに止めてくれなかったのよ。」
おにいちゃんはせなちゃんが何を間違えているのか分かった。
「せな。急行はね、急いでる人のために、わりと乗る人が少なめのところを飛ばして行く列車なんだ。だから、運転手さんの気分しだいで止まるんじゃなくて、最初から止まる駅が決められているんだよ。」
「そうなんだ!!」
びっくりがおのせなちゃん。
「それじゃあ、せなも最初から止まる駅が分かってたら怖い思いしなかったのになあ・・・」
ぽつりとつぶやくせなちゃんに、またおにいちゃんは笑った。
なんでおにいちゃんが笑うのかよくわからずぷうっとした顔をしてみせるせなちゃん。
おにいちゃんは買い物袋を持った手の甲でせなちゃんの頭をよしよしした。

そして、うちについて、すぐにお風呂でせなちゃんのおしりを念入りに洗い、
きれいさっぱりなせなちゃんは「はじめまして」をして念願のくまさんパンツをはいたのだった。

fin

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